目なし女の消えない呪い

「目なし女が私の部屋に現れたの。

私の瞳を奪って、私を殺すために……」




「美月、きっと悪い夢でも見たんだよ。

目なし女なんて、この部屋のどこにもいない。

美月があまりにも怯えているから、美月はその目なし女を見た気になったんだ」




「違うわ!」




美月は叫ぶような声でそう言うと、瞳から大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。




「私は目なし女に憎まれているの。

私は生まれながらにして、呪われた存在だって。

そんなことって、おかしいわ。

ねぇ、お父さん。

お父さんは目なし女の何かを知っているんでしょ?

私に本当のことを話して!」