目なし女の消えない呪い

美月の悲鳴が家中に響いた後、美月の部屋に静寂が訪れ、美月はゆっくりと顔を上げた。




すると、さっきまで暗闇に包まれていた部屋の蛍光灯が何の前触れもなくつき、目なし女の姿は消えていた。




美月はそんな今の状況を理解できないまま、ドキドキと大きな音を立てる心臓の鼓動を聞いていた。




〈 いったい何なの?

さっきまで私を殺そうとしていた目なし女は、どこに行ったの?

あれは、夢や幻なんかじゃない。

目なし女は私を殺そうとして…… 〉




美月の部屋のドアが、勢いよく開かれ、部屋の中に、秀雄と麻美子が入ってきた。




秀雄は心配そうな顔で美月を見つめ、美月の元に駆け寄った。




「美月、何があったんだ?

この部屋で、何かあったのか?」




「目なし女よ……」




美月は秀雄の顔を見て、ポツリとつぶやいた。