目なし女の消えない呪い

【倉本美月、私はあなたが憎い。

私はあなたを八つ裂きにして殺したい。

あなたは生まれたときから、呪われた存在だから】




美月は、目なし女から自分にだけ送られてきたLINEのメッセージを読んで、不安な気持ちになり、呼吸が乱れた。




どうして自分が、目なし女にこんなにも憎まれなくてはならないのか、美月にはその理由がわからなかった。




〈 もう止めて!

私はあなたが誰だかもわからないし、私が憎まれなくちゃならない理由もわからないの。

あなたはどうして、私につきまとうの?

お願いだから、私に関わらないで! 〉




美月は願うような気持ちで、そう思った。




【倉本美月、私はあなたのことを思うと、世の中の不公平さを許せなくなる!

私は悪意の人たちに命を奪われたのに、あなたは幸せそうに生きている!

許せない……。

私はそのことが許せない……】




美月が目なし女のそのメッセージを読み終えたとき、美月の部屋の蛍光灯が、急に点滅を始めて、そのまま蛍光灯の明かりは消えてしまった。




美月は暗闇に包まれた部屋の中で、怯えながら、急に蛍光灯が消えた理由を探っていた。




停電ではない。




蛍光灯が古かったわけでもない。




それなのに、どうして部屋の明かりは消えてしまったのだろう。