目なし女の消えない呪い

父と母は目なし女について何かを知っている。




そうでなければ、父と母があんなに目なし女の話に過敏に反応するはずがないから。




だけど、父も母も美月には何も教えてくれなかった。




そのことで、また誰かが殺されるかもしれないのに。




美月はそのことを拓也に言おうか迷ったが、それは自分の父と母を悪者にしているような気がして、美月はそのことを話せなかった。




「美月、オレは三十年前の卒業アルバムを探して、笹原高校の卒業生たちに片っ端から電話してみようと思う。

そうすれば、きっと火傷で赤くただれた顔の女子生徒が誰なのかがわかると思うから」