目なし女の消えない呪い

「誰かのイタズラなんかじゃないの!」




美月は声を大きくして、秀雄に言った。




「イタズラで、人が六人も死んだりしないわ。

犯人は悪霊なの。

笹原高校の三年生全員を呪っている悪霊なの」




「美月、もうその話は止めなさい。

美月はいつからそんな現実的でない話をするようになったんだ」




「その悪霊は、目なし女って言うの」




美月がそう言ったとき、秀雄と麻美子は言葉を失い、部屋の中は静かになった。




美月は二人のその様子を見て、秀雄と麻美子が目なし女を知っていると確信した。




「お父さんとお母さんは、目なし女を知っているの?

知っているなら、私に教えて。

私は目なし女の居場所を見つけて、呪いを解かなくてならないの」




美月がそう言ったとき、今まで黙っていた麻美子が、青ざめた顔で美月に言った。