目なし女の消えない呪い

美月は焼き魚の目を見ながら、仲間たちの目がえぐり取られた瞬間を思い出し、吐き気がして口元を押さえた。




アイスピックの尖った先端が、瞳を貫くとき、人はどんな痛みを感じるのだろう。




美月は手にしていた箸を置いて、目を閉じた。




〈 やっぱりダメ。

どうしても、食事が喉を通らない。

食事をするのはあきらめよう。

でも、あのことはお父さんとお母さんに聞かなくちゃ。

私は少しでも、手がかりが欲しいから 〉




「美月、本当に大丈夫なの?

明日は病院に行きなさい。

なるべく早く、風邪は治した方がいいから」




麻美子がそう言った後、美月は一番聞きたかったことを麻美子に訊いた。