目なし女の消えない呪い

「暗い……、暗い……、何も見えない。

暗い……、暗い……、何も見えない」




部屋の中にいた四人はその声を聞くと、ゾッとして血の気が引いた。




この部屋の中に、間違いなく存在してはいけない何かがいた。




「みんなこの部屋から出ようぜ。

この部屋はヤバイ……」




大輔がそう言って、ドアの方に向かい、ドアを開けようとしたが、なぜだかドアは開かなかった。




大輔はドアが開かないことに焦り出した。




さっきまで、普通に開いていたドアが、どうして開かなくなったのだろうって……。