目なし女の消えない呪い

カラオケボックスに来た四人は、カラオケを歌い、はしゃいで、お酒を飲んだ。




四人は、時間を忘れてカラオケを楽しんでいた。




四人の頭の中にはもう、呪いのことも、目なし女のことも完全に消え去っていた。




でもそんなとき、部屋のカラオケの機械が急に止まり、部屋の中は静まり返った。




「何だよ、急にカラオケが止まりやがって!」




気分よくカラオケを歌っていた大輔が言った。




「何で急にカラオケが止まったんだろう?」




志織が今起きた異常事態に不安を覚えた。




そしてそのとき、部屋の明かりが点滅を始め、しばらくすると消えてしまった。




「何なんだよこの店。

停電かよ!」




昌広がそう言ったとき、部屋の中に女の声が響いた。