
- 作品番号
- 12410
- 最終更新
- 2010/09/16
- 総文字数
- 60,712
- ページ数
- 313ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 9,701
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
青春・友情50位(2009/04/12)
ある寒いクリスマスの日 少女は家で独りぼっちだった
絵を描くことが好きだった少女は カラフルな色鉛筆を その年のプレゼントに頼んでいた。
少女のたった一人の肉親である母親は、
その願いを聞くとニコリと笑って、誰もが言うセリフ・・・
「サンタさんに、頼んでみるわ。待ってて。」
そう言い残し、車を夜の道へと走らせた。・・・それから、もう3時間にもなる。
少女は暖かなベッドにくるまりながらも、冷たい不安を感じていた。
いつしか少女の願いは色鉛筆ではなく、
大好きな母親が無事帰ってくることに変わり
賑やかなテレビの音が、やけに心強く感じられた。
しかし、
その年のサンタは、残酷だった。
絵を描くことが好きだった少女は カラフルな色鉛筆を その年のプレゼントに頼んでいた。
少女のたった一人の肉親である母親は、
その願いを聞くとニコリと笑って、誰もが言うセリフ・・・
「サンタさんに、頼んでみるわ。待ってて。」
そう言い残し、車を夜の道へと走らせた。・・・それから、もう3時間にもなる。
少女は暖かなベッドにくるまりながらも、冷たい不安を感じていた。
いつしか少女の願いは色鉛筆ではなく、
大好きな母親が無事帰ってくることに変わり
賑やかなテレビの音が、やけに心強く感じられた。
しかし、
その年のサンタは、残酷だった。
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