恋愛(学園)
西下牧甫/著

- 作品番号
- 1233921
- 最終更新
- 2015/08/30
- 総文字数
- 2,163
- ページ数
- 4ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 129
- いいね数
- 0
教科書とノートとペンケースを抱えて私は、階段を駆け上がる。
一段ずつ上るごとに膝上20センチでチェックのスカートのプリーツが揺らめく。
半袖のワイシャツの白が、
黒い下着を透けさせる。
放課後は……
どこからともなく聞こえる部活の音達が、
私の弾む呼吸音をかき消してくれるには
ちょうどいい。
半袖のワイシャツのボタンは2つ開けて
リボンを胸元まで下げてきた。
私の上履きの行き先は数学準備室前。
逸る気持ちを抑えて、
浅く深呼吸をしてドアを4回ノックする。
声は出さず、合図はこれだけ。
そうしたら、ほら……
白い無機質なドアがギィ……と音を鳴らして
ゆっくり開く
私と、先生だけの秘密が始まる。
一段ずつ上るごとに膝上20センチでチェックのスカートのプリーツが揺らめく。
半袖のワイシャツの白が、
黒い下着を透けさせる。
放課後は……
どこからともなく聞こえる部活の音達が、
私の弾む呼吸音をかき消してくれるには
ちょうどいい。
半袖のワイシャツのボタンは2つ開けて
リボンを胸元まで下げてきた。
私の上履きの行き先は数学準備室前。
逸る気持ちを抑えて、
浅く深呼吸をしてドアを4回ノックする。
声は出さず、合図はこれだけ。
そうしたら、ほら……
白い無機質なドアがギィ……と音を鳴らして
ゆっくり開く
私と、先生だけの秘密が始まる。
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