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どうしてあたしはこんな見た目なの?



お母さんが美人すぎると、なんで遺伝子なかったのかって悩むよ…。



「あちっ‼︎」

「ん…?」

「ナナっ‼︎お前何か持ってないかっ⁉︎」



その声で目が覚めた。



寝ぼけていたんだろうか…。



大河さんが慌ててあたしから離れた。



焦げ臭い…。



「どうしたの…?」

「お、俺の尻尾が焦げてる…」

「へっ⁉︎」

「ナナが握ってたとこが…。ありえねぇ…」



あたしが握ってた?



手を開くと、小さな石。



何だこれ⁉︎



紫色をしていて、丸い平べったい石。



「そ、それ、どうした…?」

「…………お母さんにもらった?」

「は…?」

「夢で…お母さんに会って…。身につけておきなさいって…」



こんなことってあり得るの⁉︎



夢だよね⁉︎



ただの夢だったはずだよね⁉︎



「それ、俺たちには危険だ…。そうか、お前の体の変化はやっぱり異常だったのか」



なにかを納得したような大河さんに、推測の話しをされた。