狐と嫁と溺愛と

志鬼くんはまだうちにいて、現在は大河さんの会社で経営について学んでいる最中。



人間の彼女には鬼であることを告げ、それでも一緒にいる。



そして、なんでも信じるちょっとおバカな央次郎をからかうのが趣味だ。



「ヤロー共は朝からうっせぇな、すずな」

「父上、ご飯いらない」

「食わなきゃバテんだろ。父上はすずなの食ってる姿が好きだな」

「じゃあ食べる」



すずな、大河さんが大好きで、大河さんの言うことしかきかない。



朝から抱っこされて、大河さんの膝の上を占領。



「すずな、椅子に座って食べなさいって、いつも言ってるでしょ?」

「昨日、母上、父上のお膝でビール飲んでたもん」



はっ、見られてたかっ‼︎



何も言い返せないじゃん‼︎



とにかく朝から賑やかなうち。



高島さんと金次くんが大量にご飯を出してくれた。



「若様たち、こぼさないように召し上がってくださいね?」

「「はぁい」」



高島さんも、千尋さんとラブラブなまま、うちで働いてくれている。