狐と嫁と溺愛と

寝かしつけはあたしたちの部屋で。



3つのベビーベッドを大河さんが大工をやってるなんとか入道に作らせた。



すずなはミルクを飲みながらスヤスヤ眠り、遼河は春乃の腕の中でうとうとしてる。



「ふぇっ…」

「はいはい、お約束のやつね?」



やっぱり泣き出した央次郎をあやしながら寝かしつけた。



夜泣きもハンパない央次郎のおかげで、寝不足のあたしと雫ちゃん。



起こされる前にさっさと寝てしまおう…。



「大河さん、寝ないの?」

「寝ない。今からひと仕事。起きてる間に央次郎が泣いたら俺が抱っこしとく」

「ありがとう、おやすみなさい…」



この部屋でロウソクの明かりの下、仕事をする大河さん。



なにやら、橋を建設中なので忙しいらしい。



一瞬で夢の中。



そして、次の瞬間は央次郎の泣き声。



ヤバい、起きちゃったのね…。



隣の遼河とすずなが起きないように泣き止ませなきゃ…。