狐と嫁と溺愛と

そして最後は央次郎。



「うぎゃぁ〜‼︎」



案の定泣き出した。



それでも慌てることなく体を洗い、頭を洗い…。



「泣き虫だな、お前は…。いちばんのヤンチャもんか?」

「はははっ、そうかもね」

「ジローに名付けさせたからじゃねぇだろうな…。破天荒になったらどうしよ…」

「その時は大河さんが怒ってくれるからね」

「ヤダ。怒れない。カワイイから甘やかすんだ」



大河さんの教育から始めないとダメかもね。



央次郎のおかげで騒がしく終わった初めての父親とのお風呂。



「ミルクの時間だよ〜」



こっちの世界にもミルクと哺乳瓶があって、少し違うけどこれで大丈夫なんです。



あたしが央次郎を抱っこし、大河さんがすずな。



遼河は春乃に抱っこされて、みんなゴクゴク。



「不思議だよね、ナナがお母さんだなんて」

「うん、あたしも実感ない。みんなにお手伝いしてもらってるからかな?」



だけど、この子達はあたしの命に代えても護りたいと思う存在。