狐と嫁と溺愛と

下を履き、そのまま一階へ降りて。



キッチンに行くと、育ち盛りの金次と志鬼が夜食を食ってる。



「大河様、どうかした?」

「ん〜、やりすぎちゃってね。ナナから血が出たから消毒しようと思ったんだけど…あったあった」



キッチンの棚に薬やら消毒液があるのは、金次と秋銀が小さかったからで。



料理で指切ったりしてたからな。



「血が出たって…な、なにすれば出るの…?」



ピュアな志鬼が話しかけてきてる。



顔、真っ赤だよ?



くくくくっ、面白い…。



「志鬼はケンカしかしてこなかったの?」

「あっ、まぁ…」

「女は?」

「興味なかったから…。無視してた…」

「童貞くん、ジローにお店に連れてってもらいな」

「はぁ⁉︎店になんて世話になんねぇよ‼︎」



金次はなんだかわからないようで、首を傾げてる。



こっちも可愛い…。



「近くにナナがいるからって…盛ったら殺るよ?」

「そ、それは大丈夫ですっ‼︎」



怯える志鬼に腹の中で笑って部屋に戻った。