狐と嫁と溺愛と

俺の不在期間、ジローが本当によくやってくれてた。



こっちに残したダミーの俺を使い、仕事はサクサク進めたらしい。



おかげでなんの支障もない。



さてと、俺のやらなくてもいい仕事を他に割り振ろう。



最近早く帰れるのはこのやり方のおかげ。



今までは家で待ってるようなヤツもいなかったので、やれるだけやっていたけど…。



ナナがやたら寂しがるので効率よく仕事をし、早く帰る。



「社長、ハンコ」

「ん、ご苦労さん」

「で、志鬼はどんな感じです?」

「いいね、かなり妖力上がったみたいだし。本人は耐えてるみたいだけど」

「それが修行ですから。次は何させようかな〜」



楽しんで志鬼を鍛えているジローには感謝だ。



俺一人では手が回らないからね。



「今日あたりメシ食いに行っていいですかね?」

「うん、ナナも喜ぶんじゃない?」

「じゃ、ハンコもらったし、愛娘に会えるのを楽しみに仕事してきまぁす」



ジローも何気にナナを溺愛してる…。