狐と嫁と溺愛と

それはそれは大きなベッド。



なん部屋あるんだと思う。



スイートルームって、すごい…。



「スッゲー疲れた…」

「お、お疲れ様…」

「来てよ、ナナ」



ベッドに横になった大河さんに呼ばれるけど、足が前に進まない。



また始まったドキドキに、どうしたらいいかわからないあたし。



「抱っこしてよ」

「へっ⁉︎」



次の瞬間、ポフンと、大河さんが小さなキツネになった。



こ、子ギツネ⁉︎



真っ白でふわふわで。



なんてカワイイの‼︎



「大河さんなの?」



そっと近づいて、毛を撫でた。



この姿は卑怯だよ〜…。



抱っこすると、擦り寄られて。



可愛すぎておかしくなりそう‼︎



ギュッと抱きしめると、心がキュンとする。



カワイイ…。



「ナナのおっぱい当たってる…」

「なっ⁉︎この姿で喋らないでよっ‼︎」

「このまま寝る…」



目を閉じた大河さんは、すぐにスヤスヤと眠り始めた。