狐と嫁と溺愛と

さっぱりなにを考えてるのかわからない大河さん。



どうやら、この屋敷の従業員全員が、明日から1週間の休暇になった。



この広いお家に、大河さんとふたりきり…。



そう考えただけで、体温があがりそう。



1週間後、あたしの誕生日…。



それまで、本当にふたりきり。



「では、屋敷のことをよろしくお願いします」



そう深々と頭を下げた高島さんをはじめ、全員が次の日に妖の世界に旅立ってしまった。



大河さんとふたり…。



やっぱりどうしていいかわからない。



「仕事する」

「あっ、うん…」

「昼メシは何が食いてぇ?」

「大河さんが作るの…?」

「ナナが作るか?」

「どっちでもいいけど…」

「なら、お前の食いたいもの作ってくれ」



ん…?



なんだか大河さん、楽しそう…?



怒ってるんじゃなかったの…?



「き、嫌いなものは⁉︎」

「なんでも食う」



なにを作ろう…。