「なに、もしかしてもう好きになっちゃったの…?」 ドン引き、みたいな顔する凛子をもう一度ペットボトルで攻撃しようとすると、俺の行動を読んだのか止められてしまった。 「ふーん」 面白方にニヤニヤ笑う凛子を睨み付け、 「そういえば三浦が部活してたぞ」 なんて逆にからかおうとしたんだけど。 「そう、バスケ部なんだって。意外だよね」 全然知ってた、みたいな顔で俺から奪ったお茶を飲む凛子に、なぜだか無性にイラっとした。 いつの間にそんなに仲良くなってたわけ?