いや、告白したわけじゃねえよな!? 俺、なんで振られた感じになってるわけ? しかも隣人って…… せめて幼なじみくらいには思えよ、この隣人。 「お前は清々しいくらい嫌な奴だな」 「ありがとう」 にっこり笑う笑顔は、他の男からしたら天使みたいだ、なんて思うかもしれないけれど。 俺には悪魔にしか見えない。 俺は絶対に、絶対に、天地がひっくり返っても 凛子だけは、好きにならない。絶対。