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2人が来ると家の中は一気ににぎやかになる。


ひなたはオヤツの他に晩ご飯の材料も持ってきていて、「泊まらせてもらうんだから、これくらいの事しなきゃね」と、張り切っている。


あたしたちはお母さんが帰ってくるまでの間、ゲームやトランプをして遊んでいた。


テーブルの上にはオヤツが並び、本当にただ遊びに来ているような感覚になる。


夕方になるとひなたが4人分の料理を作り、お母さんも交えてみんなで食事をした。


「こんなににぎやかな食卓、久しぶりね」


お母さんは男の子が止まると言う事を心配していたけれど、真面目そうな翔真を見て安心したようだ。


そして、夜が来た。


夕食もお風呂も済ませ、あたしの部屋に集まっている。


「本当に朝まで起きてるの?」


そう聞くと、翔真は「あぁ」と、頷いた。


時計を確認すると夜の12時を過ぎた所だ。


今から眠ってしまうと、ギフトが届く時間に起きていることは難しいだろう。