「違う。お前さんはここを離れて、国の魔法使いとして城で住む事になるんだ」


るりはその言葉に衝撃を受ける。

「それじゃモールさんと離れなきゃいけないって事!?やだ!そんなのやだ!!!」

るりはモールの肩を掴んで、泣きながら叫ぶ。
だが、モールは諦めた顔をして、首を横に振った。


「国王の命令だけは絶対だ。これだけは従わなければならん。・・・この国にいる以上は」

「そんな・・・」


るりは力なくその場に座り込む。


楽しかったモールとの生活が終わる。
モールと離れて暮らさなきゃならない。


知らない所で、一人。




るりはこれ以上の悪夢はない、と大声で泣き続けた。