ガリエルの瞳はるりを離すことなく見つめている。 やがてるりは、満足したのか最後のフレーズを吹き終えると、静かに口元から離した。 流れていた水も静かに止まり、また川の流れる音だけが響く。 ガリエルの身体もとたんに動くようになる。 るりは一息付くと、おもむろにガリエルが見ている場所に顔を向けた。 ばちりと目が合う。 「!!」 その人影に、るりはびくっと身体を強張らせた。