フルート吹きの魔法使い



「うるさい!!!だまれ!!!」

フィランドールの瞳が激しく燃える炎のように光ると、モールめがけて鋭い刃のような風が吹いた。

「モールさん!!!!」

モールは跳ね返す魔法を使うが、その魔法をすり抜けてモールの身体を斬っていく。
斬られた部分から血が滲み、そして流れる。

「ぐっ・・・!!!!」

「いやあああああ!!!」

るりは悲鳴を上げ、倒れそうになるモールの身体を庇う様に支えた。


「腕が落ちたものですね・・・モール様」

にやりとフィランドールは笑みを浮べ、二人を見ていた。


「モールさん!!大丈夫!?」

「傷は浅い・・が・・・!私としたことが・・・っっ・・!」

モールはなんとか立ち上がろうとするが、その場で倒れてしまう。


「モールさん!!モールさん!!!!」

どうしよう・・・。
このままやられてしまうの?
フラン・・・!
フラン、助けて!!!!