次の日。

あんなことがあって寝られないと思っていたるりだったが、思っていた以上に疲れていたのと、ベッドの寝心地のよさにしっかりと眠れてしまった。

おかげさまで身体はスッキリ。
いい寝具はこんなに朝の状態も違うのね。


・・・気分は最悪だけど。


さすがお城だけあって、起きると食事が用意されていたり至れり尽くせり。
しっかりと朝食を済ませた後、るりはフルートを持ってグレイの元へと出向いた。


「おはようございます、ルリ。昨日は良く眠れましたか?」