「よし」と一声上げて席を立った里佳子に続き私も立ち上がり、卓球の二枠に名前を書きに向かう。
「あ、あの!御堂さん、片岡さん」
そんな私達に、驚くべきか、後ろから声がかかった。
驚いて振り返れば、そこには四人の女子。声を掛けたのは短髪のいかにもスポーツをしているような女子だ。
「あの、良かったら一緒にバレーのチームに名前書きませんか?御堂さんがいたら百人力だし片岡さんは女子でも身長高いから……」
私が怖いのか、里佳子が怖いのか、少しおどおどした様子で、言葉をどんどん小さくしながらも話し掛けてくるその子に、里佳子ははぁ、とため息を零す。
「お前らいーの?うちのクラス牛耳ってる奴等に目付けられんじゃね?アタシなんかに話し掛けたらさ」
里佳子はこの数ヶ月で、素直に物を言うにしても、相手の状況を考えるようになったと思う。
彼女自身、自分の言葉が武器だと気にしていた部分があったから、喋り出す前に考えるという心の成長を遂げたのだ。
感情が揃っていたって使い方は模索中だという、冬休みの燭の言葉を思い出して嬉しくなって笑が零れた。
「あ、あの!御堂さん、片岡さん」
そんな私達に、驚くべきか、後ろから声がかかった。
驚いて振り返れば、そこには四人の女子。声を掛けたのは短髪のいかにもスポーツをしているような女子だ。
「あの、良かったら一緒にバレーのチームに名前書きませんか?御堂さんがいたら百人力だし片岡さんは女子でも身長高いから……」
私が怖いのか、里佳子が怖いのか、少しおどおどした様子で、言葉をどんどん小さくしながらも話し掛けてくるその子に、里佳子ははぁ、とため息を零す。
「お前らいーの?うちのクラス牛耳ってる奴等に目付けられんじゃね?アタシなんかに話し掛けたらさ」
里佳子はこの数ヶ月で、素直に物を言うにしても、相手の状況を考えるようになったと思う。
彼女自身、自分の言葉が武器だと気にしていた部分があったから、喋り出す前に考えるという心の成長を遂げたのだ。
感情が揃っていたって使い方は模索中だという、冬休みの燭の言葉を思い出して嬉しくなって笑が零れた。



