同じようにほんのり赤くなった成が、しどろもどろしながらへらへら笑って顔を手で仰いた。
「いやぁ、笑里ってたまに大胆……ってルイ、里佳子もそんなにジト目で睨まないで!ヤベェ汗止まんな。……あ、燭、続きを」
何やら里佳子とルイに睨まれながら焦っている成は、燭に話を催促する。
「こほん……えっと、とにかく記事によれば日常的に少女は虐待を受けていたんだ。ああいう見えない部分に酷いものをね」
咳払いをして真顔に戻った燭は、話しながら貼っていた付箋を剥がす。
「少女に首を絞められ窒息死したその母親の手には、しっかりと肉切りバサミが握られていたそうだ。少女は左の鎖骨から乳房にかけて浅いが広範囲の切り傷をつけられ、ハサミにも少女の血痕が残っていたそうだ」
「それはつまり、私は母親にそれで殺されそうになっていて、それで母を絞殺したと、そういう事ですか?」
「現状証拠だけど、そうなるね。その肉切りバサミから少女の指紋が出なかったのもあって、それは確実だろうと良く調べてある記事の全てに載っている」
それが私だと言う事が、話を聞いて尚信じられない。
けれど、それが事実であるという事は状況や過去が物語っている。
現場の状態も勿論、成の話だと出会いは成の父親、それも虐待や事件被害者を多く診ているという精神科医のいる精神科病棟、そして、古びたロボットを守りながら母に蹴られるあの夢。
「いやぁ、笑里ってたまに大胆……ってルイ、里佳子もそんなにジト目で睨まないで!ヤベェ汗止まんな。……あ、燭、続きを」
何やら里佳子とルイに睨まれながら焦っている成は、燭に話を催促する。
「こほん……えっと、とにかく記事によれば日常的に少女は虐待を受けていたんだ。ああいう見えない部分に酷いものをね」
咳払いをして真顔に戻った燭は、話しながら貼っていた付箋を剥がす。
「少女に首を絞められ窒息死したその母親の手には、しっかりと肉切りバサミが握られていたそうだ。少女は左の鎖骨から乳房にかけて浅いが広範囲の切り傷をつけられ、ハサミにも少女の血痕が残っていたそうだ」
「それはつまり、私は母親にそれで殺されそうになっていて、それで母を絞殺したと、そういう事ですか?」
「現状証拠だけど、そうなるね。その肉切りバサミから少女の指紋が出なかったのもあって、それは確実だろうと良く調べてある記事の全てに載っている」
それが私だと言う事が、話を聞いて尚信じられない。
けれど、それが事実であるという事は状況や過去が物語っている。
現場の状態も勿論、成の話だと出会いは成の父親、それも虐待や事件被害者を多く診ているという精神科医のいる精神科病棟、そして、古びたロボットを守りながら母に蹴られるあの夢。



