ルイの今の感情は何?それは造り物? ロボットなのに芽生えてるもの?
それに関しては分からないけど、一つ分かることは、どうしてか、どうしようもなくそのルイの感情に私、嬉しい気持ちが湧き上がっている。
理解できない。この状況で、ルイはどんな感情を覚えて昂り、私は喜んでいるのだろう。
見た事の無いルイの態度に呆気に取られ固まっていた燭は、その頭をフルに稼働させてこの状況を読み、そしてその結果か「ふは」と息を吐き出すように笑った。
「君達ってまるで、俺とリカちゃんみたい」
その言葉の意味は、感情を捨て失せてしまった私やまだ感情というものを理解し切れていないルイには分からない。
二人で示し合わせるように目線を送り合い、再び燭を見れば、燭は楽しげで、なのに切なげな表情で笑っていた。
「ここの結び付きって意味で言ったんだ。何だか君達、昔から一緒にいるみたいに共有してる気がしたから。俺もリカちゃんが思う事、だいたい分かるし同じなんだよ」
燭は自分の左胸を拳でトントンと叩く。その場所の共有というのは酷く非現実的なのに、受け入れられない考え方じゃない気がしてしまう。
それに関しては分からないけど、一つ分かることは、どうしてか、どうしようもなくそのルイの感情に私、嬉しい気持ちが湧き上がっている。
理解できない。この状況で、ルイはどんな感情を覚えて昂り、私は喜んでいるのだろう。
見た事の無いルイの態度に呆気に取られ固まっていた燭は、その頭をフルに稼働させてこの状況を読み、そしてその結果か「ふは」と息を吐き出すように笑った。
「君達ってまるで、俺とリカちゃんみたい」
その言葉の意味は、感情を捨て失せてしまった私やまだ感情というものを理解し切れていないルイには分からない。
二人で示し合わせるように目線を送り合い、再び燭を見れば、燭は楽しげで、なのに切なげな表情で笑っていた。
「ここの結び付きって意味で言ったんだ。何だか君達、昔から一緒にいるみたいに共有してる気がしたから。俺もリカちゃんが思う事、だいたい分かるし同じなんだよ」
燭は自分の左胸を拳でトントンと叩く。その場所の共有というのは酷く非現実的なのに、受け入れられない考え方じゃない気がしてしまう。



