嶋山成の言う通り、私に本当に感情が無いのなら、知られたって、どう思われたって構わないのに。
「それに薄々気付いてるでしょ?俺は片岡の罪だと思ってる事を、少し知ってるって」
私はギクリと肩を震わせる。そう、嶋山成は私の事を何か、知っている気がしていた事まで気付いていたなんて、驚く他無かったからだ。
「嶋山、君は、何を知っているって言うのですか……?」
ニコニコした嶋山成の表情とは裏腹に、それを尋ねた楠本燭の表情は神妙な面持ち。
そんな楠本燭や、黙って嶋山成を睨み付けている里佳子に、嶋山成はふと見た事の無い様な大人びた笑顔を、そのあどけない顔に浮かべた。
「少しだけだよ。……でも多分、今片岡が『憶えてる』事よりは、俺の方が真実に詳しい位置にいる。それは俺の口からは言わない。片岡が自分で向き合えば自然と分かるところだから」
ぞわりとした。嶋山成という人間は何者で、どんな人間なのか全く見えないから。
「多分、それを思い出せばルイの存在もおのずと分かる。俺は、ルイが何で造り出されたのか、片岡のお父ちゃんが何を思ってルイを生んだのか、何となく分かるんだ」
今度はいつも通りに眩しい笑顔を向けた嶋山成は、山盛りの御飯を再びガツガツと食べ始めた。
「それに薄々気付いてるでしょ?俺は片岡の罪だと思ってる事を、少し知ってるって」
私はギクリと肩を震わせる。そう、嶋山成は私の事を何か、知っている気がしていた事まで気付いていたなんて、驚く他無かったからだ。
「嶋山、君は、何を知っているって言うのですか……?」
ニコニコした嶋山成の表情とは裏腹に、それを尋ねた楠本燭の表情は神妙な面持ち。
そんな楠本燭や、黙って嶋山成を睨み付けている里佳子に、嶋山成はふと見た事の無い様な大人びた笑顔を、そのあどけない顔に浮かべた。
「少しだけだよ。……でも多分、今片岡が『憶えてる』事よりは、俺の方が真実に詳しい位置にいる。それは俺の口からは言わない。片岡が自分で向き合えば自然と分かるところだから」
ぞわりとした。嶋山成という人間は何者で、どんな人間なのか全く見えないから。
「多分、それを思い出せばルイの存在もおのずと分かる。俺は、ルイが何で造り出されたのか、片岡のお父ちゃんが何を思ってルイを生んだのか、何となく分かるんだ」
今度はいつも通りに眩しい笑顔を向けた嶋山成は、山盛りの御飯を再びガツガツと食べ始めた。



