「あの、それは、ちょっと……」
「言っとくけど拒否権無いから。ってか、嶋山も燭も、ルイも……ルイに感情とかそういう言い方合ってるか分かんねーけど、多分皆そう言うと思うよ。だから、一人行動は諦めな」
言いたいことだけ言うと、里佳子は本格的に化粧に取り掛かり私なんて知らんぷり。
捨てたと思っていて実はあった私の心や感情。それのせいで、これから先のことを『怖い』と感じてしまう。
知られたくない。ルイはともかく、里佳子や、嶋山成や楠本燭には。温かな世界に住む人達には。
すっかり化粧も終わりいつも通りの顔になった里佳子は、黙って俯く私の頭に、ぽふと小さくて柔らかい掌を置いて、いつも通りに真っ直ぐに言った。
「どんな事情だろうが受け入れる。男子二人は分からねーけど、アタシは絶対。だって、お前が澄ましててムカつく顔でも、いい奴だってもう知っちゃったから。知っちまったら覆せねーだろ?」
優しさが、温かさが嬉しい。嬉しくて……でもやっぱり、怖い。
「言っとくけど拒否権無いから。ってか、嶋山も燭も、ルイも……ルイに感情とかそういう言い方合ってるか分かんねーけど、多分皆そう言うと思うよ。だから、一人行動は諦めな」
言いたいことだけ言うと、里佳子は本格的に化粧に取り掛かり私なんて知らんぷり。
捨てたと思っていて実はあった私の心や感情。それのせいで、これから先のことを『怖い』と感じてしまう。
知られたくない。ルイはともかく、里佳子や、嶋山成や楠本燭には。温かな世界に住む人達には。
すっかり化粧も終わりいつも通りの顔になった里佳子は、黙って俯く私の頭に、ぽふと小さくて柔らかい掌を置いて、いつも通りに真っ直ぐに言った。
「どんな事情だろうが受け入れる。男子二人は分からねーけど、アタシは絶対。だって、お前が澄ましててムカつく顔でも、いい奴だってもう知っちゃったから。知っちまったら覆せねーだろ?」
優しさが、温かさが嬉しい。嬉しくて……でもやっぱり、怖い。



