シャツの袖に手を通し、灰色のスカートをウェストで留め、紺色のセーターを被りリボンを留めてタイツへと足を通す。
そうして『いつも通り』の私がほぼ完成した頃に、洗面台から歯磨きを終えて、せかせかとジャージを脱ぎながら歩く里佳子の姿が見えた。
里佳子は小食なせいなのか、割と細身の私よりずっと細い。
転んだら折れてしまいそうな程の足は、日本人らしくない青白い色味を帯びている。
「ちゃんと食べた方が良くないですか?」
「あん?貧相なのは食っても食わなくても変わんねーよ。ってか、笑里だって細いべ」
喋りながら驚く早さでちゃっちゃと制服に着替えを終えた里佳子は、旅行用の鞄から大きな手鏡と化粧ポーチを取り出した。
「あ、そーいや自由時間な、アタシ、嫌がられても笑里に着いてくことにしたから。これ相談じゃなくて報告ね」
鏡からちっとも目線を動かさず言い放った里佳子に、危うく歯ブラシを落としそうになってしまう。
この人は、何を言っているの?
そうして『いつも通り』の私がほぼ完成した頃に、洗面台から歯磨きを終えて、せかせかとジャージを脱ぎながら歩く里佳子の姿が見えた。
里佳子は小食なせいなのか、割と細身の私よりずっと細い。
転んだら折れてしまいそうな程の足は、日本人らしくない青白い色味を帯びている。
「ちゃんと食べた方が良くないですか?」
「あん?貧相なのは食っても食わなくても変わんねーよ。ってか、笑里だって細いべ」
喋りながら驚く早さでちゃっちゃと制服に着替えを終えた里佳子は、旅行用の鞄から大きな手鏡と化粧ポーチを取り出した。
「あ、そーいや自由時間な、アタシ、嫌がられても笑里に着いてくことにしたから。これ相談じゃなくて報告ね」
鏡からちっとも目線を動かさず言い放った里佳子に、危うく歯ブラシを落としそうになってしまう。
この人は、何を言っているの?



