「な、何するんですかっ。」


「その、人の思考と同じって何?」


「はぁ?」


「いや、だから人の思考と宇宙の端っこ、何で同じなん?」


この人、やばい人なのか?


そもそも顔はいい顔してるけど大学生にもなってこの金髪はないでしょ?


もしかしたらキャンパス内に潜り込んでる不審者とか?


通報するか?


いや、今は兎に角、上手くやり過ごしてこの場から立ち去ろう。


「人の思考ってこっからここまでって区切りないじゃないですか?どこまでも限りなく広がる。つまりは宇宙も終わりはないって事なんだと私は考えます。ではーーー」


今度こそ掴まれた手を振り払い行こうとしたらーーー


「ふうん。今までで一番まともな答えだな。まっ、スッキリ感はイマイチだけど……ねぇ、俺とトモダチになってよ。」


そう言うと漸くベンチから起き上がりそのまま私の手をブンブンと振りながら笑顔で言った。



「今から俺の事、みぃくんて呼べよ。なっ。」

























コイツ、イカれてる。