私はロッカーを開くとささっと肌を隠すように素早く着替え始める。
上着を脱ぐと薄い生地のブラウスに手を通し、制服のスカートを履いたまま、ストッキングに手を掛けようとした。
……いつもなら、カラータイツに履き替えるところだけど、人もたくさんいるし、急いでるし。今日くらいいいかな……。
パッとそんなふうに考えて、ストッキングを履き替えるのを止めて、デニムのミドルフレアスカートに足を通した。
バタン!とロッカーを閉めて、早口で挨拶をすると、誰よりも先に更衣室を後にする。
乱れた髪にも気づかずに、私は再びエレベーターへと急いだ。
表示ランプを見ると、不運にも3階で止まったまま。たぶん3階のスタッフが大勢乗ってるんだ。
ピンクの細いベルトをした腕時計を確認して、もう一度表示階数を仰ぎ見る。
……ダメだ。もしかしたら他の階にも止まるかもしれないし。
待ってられない。階段で降りよう。
エレベーターをすぐにあきらめた私は、さらに奥にある階段へと走り出す。
廊下を突き当たって階段の踊り場へ勢いよく曲がると、ドンッと衝撃を受けて思考が止まる。
「きゃっ……痛っ」
思わず目を瞑り、真っ暗な視界のまま跳ね返されるように尻もちをつく。
至る所に痛みを感じて顔を歪め、薄らと目を開けると、黒いスーツと革靴が見えた。
思い切り誰かにぶつかって、転んで……。こんな醜態を晒してしまって、本当に恥ずかしい。
思い切り打ったお尻の痛みを堪えながら、涙目でスーツ姿を辿って行く。
すると、大きな手がこちらに差し出されていて、そこで一度目が止まった。
上着を脱ぐと薄い生地のブラウスに手を通し、制服のスカートを履いたまま、ストッキングに手を掛けようとした。
……いつもなら、カラータイツに履き替えるところだけど、人もたくさんいるし、急いでるし。今日くらいいいかな……。
パッとそんなふうに考えて、ストッキングを履き替えるのを止めて、デニムのミドルフレアスカートに足を通した。
バタン!とロッカーを閉めて、早口で挨拶をすると、誰よりも先に更衣室を後にする。
乱れた髪にも気づかずに、私は再びエレベーターへと急いだ。
表示ランプを見ると、不運にも3階で止まったまま。たぶん3階のスタッフが大勢乗ってるんだ。
ピンクの細いベルトをした腕時計を確認して、もう一度表示階数を仰ぎ見る。
……ダメだ。もしかしたら他の階にも止まるかもしれないし。
待ってられない。階段で降りよう。
エレベーターをすぐにあきらめた私は、さらに奥にある階段へと走り出す。
廊下を突き当たって階段の踊り場へ勢いよく曲がると、ドンッと衝撃を受けて思考が止まる。
「きゃっ……痛っ」
思わず目を瞑り、真っ暗な視界のまま跳ね返されるように尻もちをつく。
至る所に痛みを感じて顔を歪め、薄らと目を開けると、黒いスーツと革靴が見えた。
思い切り誰かにぶつかって、転んで……。こんな醜態を晒してしまって、本当に恥ずかしい。
思い切り打ったお尻の痛みを堪えながら、涙目でスーツ姿を辿って行く。
すると、大きな手がこちらに差し出されていて、そこで一度目が止まった。



