病むほど君に依存してる

「私、家に帰ったら家族のみんなに瑠珂くんの話をします。それで一緒に住むことの許可がおりたら……私も、瑠珂くんを受け入れたいと思います」

「うん、それがいいわ。ダメだと思ったら途中で挫折したらいいの。春人も言った通り、人間なんだから。うまくいかないこともあるわ」

「はい!神代先輩、天霧さん、ありがとうございます!」


 不安はあるけれど、なんだか悩みごとが一気に吹き飛んだような気分。


「――ところで、」


 不意に、天霧さんが口を開く。


「桃花さん、どうして僕に聞いてきたんですか?」

「しいていうなら、春人と瑠珂くんが同族だからかな」

「同族……?」


 天霧さんはピンときていないみたい。かくいう私も、よく分かっていないんだけれど……。

 瑠珂くんと天霧さんは、どこか似ているっていうことなのかな?ちょっと一般的な人と違うところ、とか。


「あっ、ここでおろしてください。あとは歩いて帰れますから」


 そう言うと、天霧さんは道の隅に車を停めてくれた。


「今日は本当にありがとうございました!」


 車をおりてペこりと頭を下げると、窓を開けた神代先輩が親指を立てて言った。


「グッジョブ!」


 すると、ゆっくりと車は発進していく。徐々にスピードがあがっていき、やがてその姿は見えなくなった。

 ……にしても。

 ぐ、ぐっじょぶ?よく分からないけど、応援してくれているのかな?

 とにもかくにも、家族のみんなに瑠珂くんのことを話さなくちゃ……!