Darkness † Marker 4   【大禍時】


「インテリ坊主」



と、河村がボソリと言った。

「あぁ?」

「インテリ坊主って言ったんだよ」

「な、何だそれ?」

いきなり脈絡もない事を言われて、ポカンとする。

「お前がメガネをかけると、頭良さそうに見えて何かムカつく」



「……」



今度は双瀬がじっと河村の顔を見る番、だった。

「何だよ」

「いや、まさかとは思うがお前ってさ…」


(もしかして、もしかしなくてもこいつがおれに冷たく当たる原因の1つがコレか!?)


「?」


「あ、いやいや何でもねーよ。ははっ、なるほどね」


彼は楽しそうに呟くと、頭の後ろで両手を組んで前を歩きだした。

「言いかけてやめるな!!」

河村の苛立った声が追いかけてくる。


「本当に何でもねーよ………ん?」


河村の心理を知って笑っていた双瀬が、急に立ち止まった。

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