Darkness † Marker 4   【大禍時】



「やれやれ、忙しいなぁ」

裕一郎の後ろ姿を見送ると、双瀬は肩を竦め郵便物を出しに近くのコンビニに向かう。

ポストに投函しようとして、奇妙なものが服の袖についているのに気がついた。


「ん?」


見ると、それは光る糸だった。


「何でこんなものが。昨日から気持ち悪いなぁ」


触った覚えはないものがついていて、思わずブルッと身震いする。

彼が掴んで捨てようとすると、それはすぅっと消えた。



「……」



双瀬の動きが止まる。



(待てよ…そう言えばどこかでこんな現象の話をきいたことがある、ような…)



しばらくの間過去の記憶を辿っていた彼は、思い出したそれにハッとした。

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