そんな生活が当たり前になっていたから、遊びに誘ってくれる來世が不思議でたまらなかった。
近所の子と一緒のときもあったし、來世の兄と三人のときもあったが、ふたりで空き地や神社の境内で遊ぶことの方が多かった。
幼稚園でも、思葉の手を引っ張って他の子たちの輪に加えてくれた。
どうしていっしょにあそんでくれるんだろう。
どうしてきもちわるがらないでいてくれるんだろう。
どうしてなかまにいれてくれるんだろう……
一緒に過ごせば過ごすほど疑問は膨らみ、入学式まであと半月となったところで思い切って尋ねてみた。
何故毎日のように来てくれるのかと。
尋ねられた來世は意味が分からないという表情で首をかしげた。
『どうしてって、ともだちだからにきまってんだろう』
『……とも、だち?』
『そうだよ、ことははおれのだいじなともだちだから、あそびにさそうのはあたりまえだよ』
おれのだいじなともだち。
その言葉に胸が温かくなったのを今でも覚えている。



