う…か、カフェは後回しかな。


今の私は…妖をどうにかしなきゃ!




妖には2種類いる。

ま、ざっくり良い妖と悪い妖だけど。


基本妖力が高い妖は悪かったりする…うん。



もちろん鬼も妖力はとても高いけど、悪い鬼ばかりじゃないよ?



ただ…暴れたり、凶暴な鬼は…人を襲うことが多々あるの。


人に取り憑く妖怪もいるし!




念のため、念のため!


私は妖力を強く感じる方へと、目を閉じながら走っていく。


どこ、どこ…!

人の雑踏音は消えて…周りは静か。



目を閉じた方が妖力感じられると思って閉じたけど…迷子になったら、怖いし。




私は目を開いた。



「…ここ、って………」





目の前には、古びた3階だての建物。


高校の校舎の奥にある建物って…1つ、だよね?



けど…怒られることに怖がってなんかいれやしない!




私は一歩踏み出した。




妖力がすっごく感じる…!もう、人間の姿って本当に不便!




てゆうかなんで…ここ、『旧校舎』から…



そんなに妖力を感じるのよー⁉︎