死にに行く。ナイフと馬人間と


バスを途中で降りて歩けばかなりの距離があったが、それも苦にはならなかった。


歩けば良い。お金はないし、状況は全く変わってないが、とりあえず生きてみようかと思った。


また死ぬ気になれば死ねば良いのだ。


死ぬ時は死ぬのだ。


ヒヒヒーンと馬の真似をしてみるが、まだ降っている雪の中でその声は消えた。


誰にも聞かれずに消えた。