へー今日から私、本当にここに住むんだなぁ。
ちゃんとやっていけるかな…

『ふー…』


そして私はインターホンを押した

ピーンポーン♩


ドキドキする〜どんな人なんだろう。
大人っぽい人なのかな〜
それとも、子供っぽい人なのかな~
あ~ドキドキす…ガチャン


あっ出てきた!
まだ心の準備できてないのに~。
え、えっと、まずは自己紹介だよね。


『あ、あの、初めまして今日からここに住むことになった、佐々木ミリ……………え?』


家から出てきたのは女の人ではなく
髪は金髪、耳にはピアス、そしてチャラチャラした服を着ていてまさにヤンキーと言える人だった。


えっ男の人?え、どうして、
あっ私間違っちゃったのかな…?


『あっ!す、すみません。間違っちゃったみたい…「間違ってねーよ?」え?』


え、間違ってない?
ってことは大和て男の人の名前だったの!!!????


そんなのありえない。嘘でしょ。
男の人と住むなんて無理に決まってる
どうしよう私。どうしよぉぉぉぉ


私の頭の中は真っ白。


「その顔、一緒に住む相手が女だと思い込んでた?名前見ただけで普通分かるだろうけどなっ
クスクス…まっ中入れば?
外にいても寒いだけだし」


『え、いやあの…「ほらやはく!」きゃっ!』


私の手を掴み無理やり中に引きずりこむヤンキーさん。

怖すぎる…


『あ、あの私、帰ります…。』


「はっ?帰る?なに言ってんのあんた。
この荷物どうするわけ?」


『え?荷物?』


あー!私の荷物!
あ、そっか…もう届けてもらってたんだ…。


「ぶっ!あはははー!!」


『!?なっなに笑ってるんですか!』


なんなのこの人。失礼な人だなぁー。


「だって、あんた、クスクス…顔にですぎ!
あはははー!あー腹いてぇ!」


『なっ///』


なにこの人。馬鹿にされてるのに怒る気になれないなんて…それに笑ってるところちょっとかっこいいかも…。
って!!なに言ってんの!私!!


『あーもう!お邪魔しますっ!
勝手に部屋に入ってこないでくださいね。』

バタン!


あ〜私、どうしちゃったんだろう。
顔が暑い。
昨日と今日とでいろんなことがありすぎて疲れちゃったのかな、ちょっと横になろう。

いつのまにか私は眠りについていた。