ガチャ


『ただぃま〜』


「ミリアおかえりー」


『ママ、買い物行ってくるよ!今日の晩ご飯何にするー?』


「ミリアっ先にちょっと話したいことが
あるの、そこ座ってくれる?」


ママは真剣な顔で私をソファへと座らせた。


『ん〜?どうしたのママ』


「あのね、ミリア…
急なんだけど明日田舎に住むことになったの。」


『え、いきなりなんで!?』


「ちょっとお金の方がきつくなってきてるんだよね…それにママも全然実家帰ってないし、おばあちゃんがこっちの方で住みなってゆってくれてるの。」


『えっそんなのやだよ。みんなと離れたくない!!』


「ミリア。それは分かってる、
ママの勝手で悪いって思ってるけど
でも、もう田舎に行くって言っちゃったし…それに向こうの学校でもすぐに、友達できるって!ねっ?」


『ママ、私それだけはやだよ。
みんなと離れたくないし私ここに残りたいよ。
私だけでもここに残っちゃだめなの…?』


「まだ、1人で住むなんて危ないわ。
それにあっちで住む予定だからママ今度いつこっちに戻れるか分からないし。」


『大丈夫だよ!私は!
ママ、1人で行ってきても平気だよ?』


「でも…」


『あっ!ほら私ルームシェアするよ!
ルームシェアなら1人じゃないし!』


「んー…わかったわ。」


『え!ほんと!?やったー!』


「でも、ちょっとでも危ないこととかあったらすぐに田舎に連れていくからねー?」


『わかってるわかってる!』


「あと、ルームシェアはママが決めるからね。それとお金は置いていくから、ちゃんと考えて使いなさいよ?」


『うん!あと私アルバイトもするし大丈夫だよ!』


「そお?じゃーママ、荷物まとめてくるね。」



『うん!私も手伝うよ〜』