彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

頭のどこから自分の体にストップがかかっている。


結音ともキスしかしたことがないのに、人形相手に一体何をするつもりなんだと。


もう1人の自分が怒っているように感じるのだ。


薫子は少しさみしそうに俺に視線を送ってくる。


その表情に心が揺らぎそうになるが、俺は理性を保ったままほほ笑んだ。


「薫子の事、もっと大切にしたいんだ」


そんな歯の浮くようなセリフを吐いて、薫子を納得させた。