ピピピッピピピッ

ガチャッ

『ん〜…もう朝か。』


また地獄の1日が始まる…。


ドンドンドンドン…

ガチャッ!


「ちょっと出掛ける前にヤっとく
ほらさっさと服脱げ」


ドサッ!


『きゃっ!!離して!やだやめて!!』


「この野郎うるせーぞ!大人しくしろ!」

パチン!


『痛っ…グスン』


「いい子いい子それでいいんだ。ニヤ」


また始まった…

『あっあっ…』

『やだっ…やめ…て…』

『はぁ…はぁはぁ…あっ』






あれからどんぐらいたったんだろ?
やっぱり何回ヤられてもこの感じ慣れないやっ

気持ち悪くて吐き気がする


『はぁ…もうやだよ…グスン』


「杏菜、お義父さんちょっと用事行ってくるから」

お義父さんがタバコを吸いながらこっちに近づいてくる

「だから、大人しくしといてねっ」


そう言って吸っていたタバコを私の背中に押し当てた



『!?やっ痛…い…』



「帰り遅くなりそうだからそれまでいい子にしとくんだよ。じゃー行ってくるね」

ガチャン

『え……。』


さっきあの人なんて言った?


…帰り遅くなりそうだから…


嘘っ私今日1人?


逃げ出せるチャンスだ。

でももし見つかったら殺されるかもしれない…。

でも今を逃したら今後一生あの人と暮らさないといけなくなるかもしれない。

そんなの絶対やだ…

逃げるのは今しかない。
今しか……。


そう思い杏菜は逃げることにしたのだ。