至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

声の方向を辿り……。


2人で一気にベッドの方へ眼を向けると。



「和希!」


「和希ぃ!?」



ほぼ同時に叫んだあたしと凌牙は、急いで和希の体の上に身を乗り出した。




だって。




和希が……


和希がっ……!!




そこには3ヶ月ぶりに見る、瞳の開いた和希が居たから……。




あたしと凌牙の顔を交互にゆっくり見た和希は、また唇を動かした。



「そういうの、他でやってくれよ」



……!?



あたしも凌牙も、何が起きたのか分からず、ただ目をパチクリし続ける。