「そうか」
凌牙は心配しすぎる自分に呆れたような笑いを見せ、和希に視線を移した。
「こうして、息をしてるだけでいいって思うんだ」
そう言って、和希の前髪を優しくなでる。
瞳は開かなくても。
言葉は発しなくても。
ここに居るという、確かな証拠がる。
生きている。
息をしている。
それだけでいいと思ってる。
凌牙の血が、流れている和希が……。
あたしも、それだけで泣きたくなるほど嬉しいと思う。
和希の呼吸が感じられるだけで……。
凌牙は心配しすぎる自分に呆れたような笑いを見せ、和希に視線を移した。
「こうして、息をしてるだけでいいって思うんだ」
そう言って、和希の前髪を優しくなでる。
瞳は開かなくても。
言葉は発しなくても。
ここに居るという、確かな証拠がる。
生きている。
息をしている。
それだけでいいと思ってる。
凌牙の血が、流れている和希が……。
あたしも、それだけで泣きたくなるほど嬉しいと思う。
和希の呼吸が感じられるだけで……。



