至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「来たか」


少し目を細めて、同じように安心したような表情を見せた凌牙。


「……うん」


「入れよ」


ドアを大きく広げた凌牙に、あたしはその部屋にゆっくり足を踏み入れた。




……この部屋には。


和希が眠っている。



機械が沢山取り付けられた姿で……。




病院で管理するという選択もあったのに、こうして家で看護をすることを望んだのは……柳迅会の会長。


和希の父親だった。


それを聞いたとき、あたしは心から会長に感謝をした。


将来柳迅会のあとを継ぐ、凌牙の為に連れて来られた和希。


関心がないと、和希にまで思わせていたその会長が、自分の側に和希を置きたいと思ってくれたことに、あたしは涙が止まらなかった。


それほどまでに、和希のことも大切に思ってくれていたのだと。