……窓の外の闇が、だんだんと深くなっていく。
互いの存在を確かめあうように、きつく抱きしめ合っていた体をゆっくり凌牙が離した。
「和希んとこに行きてえ」
それは兄として、当然の言葉で。
「うん、あたしも和希に会いたい」
あたしも同じ気持ちだった。
姉として和希に会うのはものすごく緊張するけど、それ以上に、和希を姉として抱きしめたい思いもあって……。
「あ、大丈夫?」
ベッドから体を起こす凌牙に手を貸すと。
「大丈夫に決まってんだろ」
あんなことがあったのに、しっかりと立って歩く凌牙に、強い男の姿を見た。



