至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「なに?なんかおかしい?優月ちゃんだって買うんでしょ?」


おにぎりを持ったあたしの手を見つめる七海さん。


「いや、そうじゃなくて。七海さんもコンビニなんかに来るんだなぁ…って」


べつに、コンビニをバカにしてるんじゃなくて。


あたしの中で、七海さんがコンビニに居るイメージがなかっただけ。


「えー?あたしだって、コンビニでお昼くらい買うよ?」


おかしそうに、でも可愛らしく笑う七海さんは、やっぱりコンビニは似合わないと思う。


「そ、そうですよね……」


「お弁当や購買のパンばっかじゃ飽きちゃうんだもん」


そう言う七海さんが手に持っているのは、これも意外なことにカップ麺だった。