至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

それはきっと、あたしが壱冴の所へ行ってからすぐのことだったのかな……。



「その時の和希の葛藤は……図り知れねえよ……」


凌牙は目から零れるものを我慢するように、歯を食いしばっていた。



あたしも震える唇から声が漏れるのを抑えるので必死だった。



凌牙も、その言葉をどう受け止めたのか……。


今までひた隠しにしてきた現実を、アッサリ他人に暴露されて。


そして、きっと同時にあたしが姉だということも知ったはず。


凌牙の心情も計り知れない……。



「オマエが出ていって、和希まで居なくなった」


凌牙のトラウマを彷彿とさせるその言葉に、あたしの胸がズキンと痛んだ。