「……どうして、そんな危険なことを……」
「黒幕が二宮で、そこに優月が居ると分かった以上、いつまでも指をくわえて待っていても、危険が増すだけだ。それに」
「それに……?」
テルさんは、また苦しそうに顔を歪めた。
「二宮は、先に和希に手を回したんだ」
「……それって」
そう言ったあたしにテルさんが視線を注ぎ、一拍置いた後。
「凌牙が実の兄じゃないことを伝えた」
「……っ……!?」
それは、あたしが一番恐れていたことで。
出来るなら、一生伝えなくてもいいと思っていたくらい慎重に運ばなきゃいけない話……。
それを、全くの他人の壱冴がどう伝えたっていうの……!?
「黒幕が二宮で、そこに優月が居ると分かった以上、いつまでも指をくわえて待っていても、危険が増すだけだ。それに」
「それに……?」
テルさんは、また苦しそうに顔を歪めた。
「二宮は、先に和希に手を回したんだ」
「……それって」
そう言ったあたしにテルさんが視線を注ぎ、一拍置いた後。
「凌牙が実の兄じゃないことを伝えた」
「……っ……!?」
それは、あたしが一番恐れていたことで。
出来るなら、一生伝えなくてもいいと思っていたくらい慎重に運ばなきゃいけない話……。
それを、全くの他人の壱冴がどう伝えたっていうの……!?



